冬のテカリ顔はニキビのサイン
冬場に皮脂が目立つ脂性肌を徹底解析!

夏に皮脂が浮くだけならまだしも、真冬になっても顔がテカってしまう…、そんな女性が増えているようです。こちらでは、冬場に皮脂が目立ってしまう脂性肌のケア、そして大人ニキビを治すためのアドバイスをまとめていきたいと思います。年間通して美しい肌を保つための基礎知識をしっかりと理解しておきましょう。
皮脂がニキビを悪化させるメカニズム!
実は、皮脂そのものはニキビができる根本原因ではなく、あくまでも悪化させる要因になり得るだけ。根本原因は角質が異常角化という状態になって柔軟性を失い、収縮した毛穴に角栓が詰まってしまうことなのです。この毛穴が塞がった状態を微小面皰といい、これはニキビの初期段階。ここに皮脂が溜まってしまうと、コメド…いわゆる白ニキビになってしまうわけです。ただ、根本原因ではないといっても、過剰な皮脂分泌がニキビを悪化させていくことに違いはありません。以上から、脂性肌をケアすることがニキビの予防&緩和に役立つのは確かです。
顔のテカリ、脂性肌をケアするためには保湿が重要!
脂性肌をケアするために1日に何回も洗顔を繰り返す方がいますが、これはむしろ皮脂分泌をさらに増やしてしまう間違ったケア。皮脂がゼロになってしまうと、身体は肌表面を保護するために躍起になって皮脂を分泌しますので、むしろ脂性肌は悪化します。過剰な皮脂分泌を抑えたいのなら、バリア機能を強化し、表面に過剰な皮脂膜を張らなくても外部刺激をシャットアウトできるようにしてあげることが大切。肌バリアは、油脂と水分を層状に重ねることで組んでいるラメラ構造によって維持されているので、この構造を強化するための水分を維持するのが一番です。要するに、保湿することが脂性肌改善のカギということになります。
間違えないで!皮脂だけがニキビの原因じゃない!?
多くの方は“冬場になるとニキビが悪化する…”と感じていますが、“皮脂の浮きやすいTゾーンに多発するのは思春期ニキビであり、大人ニキビではありません。20代以降の大人ニキビは、基本的に肌が乾燥してバリア機能が損なわれるために発生するものであり、空気が乾燥する冬場に悪化する傾向があります。確かに過剰な皮脂はニキビを悪化させる要因ですが、根本解決を図るためには保湿を重視して、肌のバリア機能を強化するほうが効率的だということを覚えておいてください。
冬のテカリとニキビの関係〜まとめ
皮脂がニキビを悪化させる要因ですから、顔のテカリを自覚している人は脂性肌ケアの必要があります。しかし、皮脂の過剰分泌を抑えるためには、角質層を保湿して肌本来のバリア機能を修復させることが第一。皮脂を無理矢理落とすような過剰な洗顔を行うと、かえって肌表面を守ろうと多量の皮脂膜が張られてしまいます。簡単にまとめるなら、ニキビを含む多くの肌トラブルにおいて最初に考えるべきことは、徹底的な保湿ケアなのです。
相澤皮フ科クリニック 院長
相澤 浩/ あいざわ ひろし
新しい「大人ニキビ」というフィールドに、追求心と探究心からのめり込んでいきました。初めての試みに、最初は試行錯誤の連続。それでも、こうして大人ニキビ治療を続け患者様から信頼されているのは、ホルモン研究を続けてきた産婦人科専門医としての経験と実績があるからこそです。産婦人科と皮膚科の両方の知識がなければ、成しえなかった結果です。
ストレス社会の現代では、「大人ニキビ」で悩む人がさらに増えていくことが予想されます。これまでに診察をしてきた初診患者は7万人以上。この貴重なデータをもとに、一人でも多くのニキビに悩む方々のために研究を重ねていきます。







