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ニキビの8大原因

ニキビの8大原因
細菌

アクネ菌

顔のニキビはアクネ菌によって起こる!

ニキビを引き起こす原因菌がアクネ菌、あるいはアクネ桿菌と呼ばれる細菌であることは多くの方がご存じだと思います。正式名称はプロピオバクテリウム・アクネスというのですが、一般にはアクネ菌という名前で知られていますね。ここではそんなアクネ菌の性質を細かく分析し、ニキビの改善策を見いだしていくことにしましょう。

アクネ菌は決して特別な細菌ではありません!

皆さんは常在菌という言葉をご存じでしょうか?簡単に言えば、普段から人間の身体に住み着いている細菌のことです。代表的な常在菌には腸管内に腸内細菌が挙げられ、我々の健康状態と密接に関わっています。善玉菌、悪玉菌に分けられ、善玉菌優位のバランスを保っていれば、むしろ住処を提供する代わりに病原菌から守ってくれる…といった共生関係を築くことが出来る反面、悪玉菌が優勢になれば健康状態が脅かされることもあるのが特徴です。アクネ菌もそういった細菌と同じように、すべての人の皮膚に住み着いており、何も特別な細菌というわけではありません。

アクネ菌の特徴をチェック!

アクネ菌の性質を端的に表現すると、空気が入らず、脂肪分が多い場所に住み着く習性を持っています。だからこそ、皮脂が溜まっていて、なおかつ出入り口が角栓で塞がれ空気が入りにくい面皰の中に入り込むわけですね。常在菌であり、ブドウ球菌の次に多く存在しているため、完全にゼロにすることは根本的に不可能。ですから、アクネ菌を除去するのではなく“アクネ菌が入り込んでニキビを発生させてしまう”ような面皰、角栓によって塞がれた毛穴を作らないようにすることが現実的な対策となります。

アクネ菌にも善玉と悪玉が存在するってホント!?

細菌の研究では、アクネ菌にも善玉菌、悪玉菌の2つが存在すると考えられています。細分化するとアクネ菌は66種類に区分できるそうですが、大別すれば3種類、そのうち悪玉は2種類、善玉は1種類だとか。善玉のアクネ菌は肌のpHを4〜6の弱酸性に維持し、病原菌の繁殖を抑えてくれるのですが、悪玉は毛穴の中でリパーゼ酵素を分泌…皮脂を遊離脂肪酸とグリセリンに分解します。善玉菌だけを増やすことが出来れば、ニキビになりにくい肌環境を維持することができそうですね。そのためには悪玉アクネ菌の住処となる面皰を作らないようにするのが一番でしょう。

ニキビ悪化を防ぐ方法〜アクネ菌の性質を利用!

ただ、面皰が出来てしまっても、ニキビが悪化して炎症を起こすのを防ぐ方法は存在します。炎症が起こるのは遊離脂肪酸が酸化されて過酸化脂質になった場合です。ビタミンCやビタミンE(トコフェロール)といった抗酸化物質や、その誘導体を含む化粧水を用いれば、抗酸化作用によって脂肪酸の酸化を防ぐことが可能ですし、脂質代謝を助けるビタミンB2を摂取すれば、酸化される前に脂質を代謝、排出できる可能性が高まります。赤みを帯びたニキビになるより前の段階で悪化を止められれば、少なくともニキビ跡が残る心配はないわけです。

顔ニキビを引き起こすアクネ菌〜まとめ

ニキビが悪化するのは、角栓によって出口を塞がれた毛穴の中に悪玉アクネ菌が入り込み、脂質を分解して毒性のある過酸化脂質を生み出してしまうからです。常在菌であるアクネ菌を完全に殺菌することは現実的に不可能ですから、過酸化脂質の生成を抑えるために抗酸化物質によるケアを行うのも有力な選択肢。もちろん、根本的な改善を目指すなら、悪玉アクネ菌の住処となる面皰、出口の詰まった毛穴を作らないことがもっとも効果的といえます。

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相澤皮フ科クリニック 院長

相澤 浩/ あいざわ ひろし

新しい「大人ニキビ」というフィールドに、追求心と探究心からのめり込んでいきました。初めての試みに、最初は試行錯誤の連続。それでも、こうして大人ニキビ治療を続け患者様から信頼されているのは、ホルモン研究を続けてきた産婦人科専門医としての経験と実績があるからこそです。産婦人科と皮膚科の両方の知識がなければ、成しえなかった結果です。

ストレス社会の現代では、「大人ニキビ」で悩む人がさらに増えていくことが予想されます。これまでに診察をしてきた初診患者は7万人以上。この貴重なデータをもとに、一人でも多くのニキビに悩む方々のために研究を重ねていきます。

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