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ニキビを予防できる食事

ニキビを予防できる食事

ビタミンA

ニキビの治癒を早める!?ビタミンAの摂取がオススメ

医学的な治療も重要ですが、やはり可能な限りは生活習慣を見直すことによってニキビ予防、治療をしたいものです。そこで、こちらでは大人ニキビの治療に役立つ栄養素の代表であるビタミンAを豊富に含んだ食材、メニューをご紹介。もちろん、ビタミンAが何故ニキビに良いのかといった基本知識も解説しています。

ビタミンAは肌の生まれ変わりを活性化!

ビタミンAは、美容面でも非常に大きな働きを担っています。それは、肌の生まれ変わりを促進するという効果。28日前後が正常とされる肌の生まれ変わりの周期が守られていれば、ニキビをはじめとした肌トラブルも治癒しやすくなりますし、ニキビ跡に沈着したメラニン色素もきちんと排出されます。さらに、きちんと新陳代謝が行われている状態では角栓が発生しにくくなりますから、ニキビ予防という側面から見ても重要。ビタミンAの摂取は、ニキビに悩む全ての人にオススメの習慣です。

サプリメントに要注意!ビタミンAは食事から摂取

ビタミンAは摂取し過ぎると、過剰障害といって“摂り過ぎたことによる弊害”が発生することもあります。特に妊婦の過剰摂取は胎児への催奇性(奇形を誘発)が認められており、1日あたり10,000IU以上を継続的に摂取することは避けるべきだとされています。ビタミンAが含まれる総合的サプリメントとビタミンA単体のサプリメントを併用し、食事からも摂取してしまうと上限オーバーの可能性が出てきます。なるべく、ビタミンAは食事から摂取し、単体のサプリメントを用いることは避けるべきでしょう。

心配な方にはβ-カロテンを推奨!

ちなみにビタミンAには動物性由来のレチノール、植物性由来のβ-カロテンという2種類が存在。このうち、野菜類に含まれるβ-カロテンはビタミンA前駆体(プロビタミンA)といって、体内でビタミンAに変化する物質。こちらは体内のビタミンAがすでに充分であれば変化しないため、β-カロテンであれば多量摂取したとしても害をもたらすことがありません。なので、過剰摂取が心配…という方は、野菜由来のβ-カロテンを摂取することで、信頼してビタミンAを活用することが可能です。

ビタミンAを豊富に含む食材

それでは、ビタミンAをたっぷり含んでいるオススメ食材を紹介させて頂きたいと思います。

・動物由来のビタミンA(レチノール)
鶏レバー…42,000IU/100g
あん肝…24,900IU/100g
ウナギ…13,200IU/100g
あなご…2,670IU/100g

・植物由来のビタミンA(β-カロテン)
味付けのり…8,100IU/100g
とうがらし…4,500IU/100g
ほうれん草…2,100IU/100g
春菊…1,140IU/100g

ちなみに脂溶性のビタミンは体内に蓄積されるため、必ずしも毎日摂取しなくて大丈夫です。数日に1回は充分な量を摂取する、といった方法でも構いません。

ニキビの予防&治療に効果的!ビタミンAが豊富なレシピ

それでは、ビタミンAの美容効果を体感できるススメレシピを紹介したいと思います。

・照り焼き風!レバーとほうれん草のソテー

《材料3〜4人分》

  • 鶏肉のレバー(50g)
  • ほうれん草(100g)
  • とうがらし(少々)
  • 油(少々)
  • 食塩(少々)
  • 醤油(適量)
  • 砂糖(適量)
  • 料理酒(適量)
  • かつお節(適量)

《作り方》

  • 鍋に水を入れて沸騰させ、かつお節を入れて10分ほど煮立てます。火を止めたら、だし汁を濾し取りましょう。これを2番出汁といい、やや味の濃い料理に向いています。この出汁1カップ程度に、醤油、砂糖、料理酒を加えてください。
  • あらかじめ塩を擦りこんだ鶏肉のレバーをザク切りにして、油をひいたフライパンで炒めます。充分に火が通ってきたら、ほうれん草を加えて、さらに軽く炒めてください。
  • 最後に、1で作ったタレを加え、軽く煮立たせたら、お皿に盛りつけてください。とうがらしを振りかけて、完成です。

これで、1人あたり、おおよそ7,000〜8,000IUのビタミンAを摂取することが可能。過剰摂取が心配な場合は、鶏レバーの分量を加減すればOKです。毎日、この分量を摂取する必要はありませんので、週に2回くらい、意識してメニューに取り入れてみてはいかがでしょうか?

ビタミンAの美容効果〜まとめ

ビタミンAには肌の生まれ変わりの周期を正す作用があるため、ニキビに悩んでいる方には必須の美容成分と言えます。現在進行形のニキビだけでなく、色素沈着を起こしたニキビ跡のメラニン排出を助ける効果がある点も要注目。過剰摂取によるリスクがありますが、食品からの摂取で継続的に過剰摂取する心配はほとんどないので、サプリより食品から摂取するのがオススメです。

この記事を書いた人
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相澤皮フ科クリニック 院長

相澤 浩/ あいざわ ひろし

新しい「大人ニキビ」というフィールドに、追求心と探究心からのめり込んでいきました。初めての試みに、最初は試行錯誤の連続。それでも、こうして大人ニキビ治療を続け患者様から信頼されているのは、ホルモン研究を続けてきた産婦人科専門医としての経験と実績があるからこそです。産婦人科と皮膚科の両方の知識がなければ、成しえなかった結果です。

ストレス社会の現代では、「大人ニキビ」で悩む人がさらに増えていくことが予想されます。これまでに診察をしてきた初診患者は7万人以上。この貴重なデータをもとに、一人でも多くのニキビに悩む方々のために研究を重ねていきます。

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