トコフェロール
トコフェロールでエイジングケア&ニキビ予防!

トコフェロールというのはビタミンEの別名。食品に含まれる栄養素としてはビタミンE、化粧品の成分名としてはトコフェロールという名称が用いられるのが一般的。こちらでは、トコフェロールが持っているニキビケア効果について解説し、化粧品による日常ケアを行うための基礎知識を分かりやすく紹介させていただきたいと思います。
トコフェロールの抗酸化作用で肌を守る!
ニキビの炎症が拡大する原因に活性酸素の存在が挙げられますが、トコフェロールは、この活性酸素を除去する作用を持っています。ビタミンCやリコピンなどにも活性酸素を除去する効果があるのですが、これは全ての物質が同じ作用を持っているわけではありません。活性酸素には複数の種類が存在し、広義には9種類に分けられますが、中でも酸化力が強く、老化や炎症を促進しやすいヒドロキシルラジカルを除去するためには、トコフェロールが効果的。ニキビのみならずエイジングスキンケアを考える上でも外せない物質と言われているのです。
抗炎症作用で発赤を抑える!
さらにトコフェロールには抗炎症作用が認められており、炎症によって生じた赤みを抑える効果もあるのです。赤ニキビが治った後、赤みが取れないケースがありますが、これは肌の奥に炎症が残っているため。トコフェロール配合コスメを用いることで、炎症を鎮め、赤みを除去できる可能性もあるのです。しかも、ニキビに限らず、あらゆる炎症に効果を発揮するので、紫外線ダメージ、ちょっとした肌荒れなどを含めたトータルケアにも利用できます。日常ケアのベースとして、トコフェロールを配合した化粧品を用いることは非常に理にかなった選択といえるでしょう。
トコフェロール配合コスメの選び方
トコフェロールは化粧品の成分として非常に一般的であるため、本当に有効なコスメを選択するのが難しくなっています。しかし、これについては見分け方があるので問題なし。化粧品の成分表示は配合している分量の順に並んでいるため、手前のほうに表記されていれば、その製品の主成分であると考えて間違いありません。また、本体は脂溶性ビタミンであるビタミンEを、水溶性に変化させたビタミンE誘導体(トコフェリルリン酸Na)を配合した製品であれば、より高い浸透力を持っているため、さらに効果は高くなります。
トコフェロール(ビタミンE)配合コスメによるニキビケア〜まとめ
トコフェロールは炎症の原因となる活性酸素を除去する作用を持っているので、炎症を伴う赤ニキビの予防に効果を発揮します。また、ニキビが治った後に赤みが引かない場合は、肌の深部に炎症が残っているケースが多く、トコフェロールの抗炎症作用によって赤みの除去できる可能性大。また、炎症全般を抑える効果から、紫外線ダメージのケアなどを含めたトータルスキンケアに利用できるのが強みといえます。
相澤皮フ科クリニック 院長
相澤 浩/ あいざわ ひろし
新しい「大人ニキビ」というフィールドに、追求心と探究心からのめり込んでいきました。初めての試みに、最初は試行錯誤の連続。それでも、こうして大人ニキビ治療を続け患者様から信頼されているのは、ホルモン研究を続けてきた産婦人科専門医としての経験と実績があるからこそです。産婦人科と皮膚科の両方の知識がなければ、成しえなかった結果です。
ストレス社会の現代では、「大人ニキビ」で悩む人がさらに増えていくことが予想されます。これまでに診察をしてきた初診患者は7万人以上。この貴重なデータをもとに、一人でも多くのニキビに悩む方々のために研究を重ねていきます。

