イオン導入
ビタミンCを電気の力でイオン化し、肌の奥まで浸透させるという手法。美容皮膚科などでも行われており、ニキビだけでなくシミ、クスミといった肌トラブル全般のケアに用いられています。さまざまな美肌ケアに効果があり、本来はニキビ治療の方法でないため、あくまで補助的な治療としてはおすすめです。
メリット
美肌成分の代表であるビタミンCを浸透させる治療なので、アンチエイジングなどの美肌ケアの一環としても役立ちます。また、効果は穏やかながら副作用がまったくないので、不安なく施術を受けられる点もポイント。予防の観点から考えれば、かなり有力な選択肢になり得るかもしれません。
デメリット
メリットを完全に打ち消してしまいかねないのですが、多くの医療機関では浸透力をより高めるため、ケミカルピーリングと同時に行っています。ピーリングは肌への刺激が強く、炎症を起こしている方、敏感肌の方には不向きです。
ニキビ治療を行う医療機関で行われているイオン導入の有効性について、どこよりも詳しく解説!辛い吹き出物に悩んでいるなら、まずはコチラで様々な治療法の実際についてチェックしてみませんか?自分に合った治療を見つけるためには、最新治療の基礎知識を仕入れることが第一です。
イオン導入ってどんな治療法!?

イオン導入は美白、エイジングケア効果を期待した美容法として知られていますが、最近ではニキビ治療法として活用される例も増えているようですね。こちらでは、イオン導入によるニキビ治療のメカニズム、効果を解説させて頂きますので、より良い治療法選びにお役立て頂ければ幸いです。
要チェック!イオン導入のメカニズムを解説
イオン導入というのは、主にビタミンC(L-アスコルビン酸)をはじめとした美肌成分を肌に塗布し、そこに微弱電流を流すという治療法。電流によって肌表面の成分がイオン化すると、肌の内部に浸透しやすくなり、化粧品として塗った場合より高い効果を発揮すると言われています。世間一般では肌のハリを復活させる、美白ケアに最適といった触れ込みがなされており、どちらかというと美容皮膚科の領分と認識されていますが、ニキビの予防&治療にも一定の効果が期待できると言われているのです。
なぜビタミンC導入がニキビに効くの?
ビタミンCには美白効果のほか、皮脂の過剰分泌を抑える作用があるため、肌に浸透させることで毛穴詰まりを起こしにくくなり、ニキビが悪化する可能性を低減できます。また、美白作用とコラーゲンの合成促進作用によって、ニキビ跡の凹凸を軽減する効果もあるとされています。ただ、いずれも症状緩和や悪化予防といった効果にとどまっており、ビタミンCのイオン導入だけでニキビの主原因を取り除けるわけではありませんので、補助的な治療法の1つという認識でおすすめできる治療法といえるでしょう。
ケミカルピーリングと併用される例が多い!?
前述のとおり、ビタミンCのイオン導入は補助的な治療法にとどまっているため、他の施術と併用されることが多くなっています。特に相性が良いと言われているのがケミカルピーリングで、ピーリング後にイオン導入を行う…といった治療を行う医療機関が増えているようです。ピーリングを行うと古い角質が剥がれ、ターンオーバーが起こりやすい状態になりますが、一時的に肌バリア機能が大きく低下するのはご存じの通り。そこで、外部から入ってくる物質をシャットアウトする力が下がっている時に美肌成分を浸透させてしまおうという発想が生まれたわけです。
イオン導入を受ける上で注意するべきことは!?
イオン導入そのものにはリスクはありません。ただ、イオン導入とセットで施術されることの多いケミカルピーリングは刺激が強く、人によっては逆に肌の状態が悪化する場合もあるので注意が必要。酸によって角質の表面を溶解してしまう方法なので、敏感肌の方には負担が大きすぎますし、施術語にバリア機能が低下するため、紫外線ダメージや外部刺激による肌トラブルを起こしやすくなってしまいます。ピーリングを伴うイオン導入は、肌が強い人が軽度の白ニキビ、黒ニキビを治療するには有効ですが、それ以外のケースだと慎重な検討が必要です。
イオン導入によるニキビ治療〜まとめ
イオン導入というのは美肌成分として知られるビタミンCを肌に浸透させるための施術。ビタミンCに副作用がないため、この施術そのものに全く危険はありません。ただし、浸透効率を向上させるためにピーリングとセットで実施する施設が多いため、敏感肌の人、炎症ニキビがある人には不向き。ビタミンC導入を単独で行うことによるニキビの悪化を防ぐ補助的な効果については、ニキビの根本治療とは言えませんが、安全で有効な治療法であると言えます。
相澤皮フ科クリニック 院長
相澤 浩/ あいざわ ひろし
新しい「大人ニキビ」というフィールドに、追求心と探究心からのめり込んでいきました。初めての試みに、最初は試行錯誤の連続。それでも、こうして大人ニキビ治療を続け患者様から信頼されているのは、ホルモン研究を続けてきた産婦人科専門医としての経験と実績があるからこそです。産婦人科と皮膚科の両方の知識がなければ、成しえなかった結果です。
ストレス社会の現代では、「大人ニキビ」で悩む人がさらに増えていくことが予想されます。これまでに診察をしてきた初診患者は7万人以上。この貴重なデータをもとに、一人でも多くのニキビに悩む方々のために研究を重ねていきます。

