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お悩み別ニキビのケア方法

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混合肌

混合肌のニキビケア

大人ニキビに悩んでいる方に向けて、混合肌による肌トラブルの改善方法を解説しています!正しいスキンケアを行えば、根本原因を取り除いてキレイな肌を取り戻すことは可能。美肌を手に入れるための最短距離がここにあります。

混合肌のニキビを治す方法!

単純な乾燥肌や脂性肌の方ばかりでなく、特定の部位に皮脂が浮くわりに他の箇所がカサカサに乾いている…といった症状に悩んでいる方も多く見受けられます。オイリーな場所とドライな場所が混在し、オイリードライ肌と呼ばれることも。こちらでは混合肌に悩んでいる方に向けて、正しいスキンケアとニキビ改善の方法を解説することにしましょう。

そもそも混合肌の原因は何?

乾燥によって角質層の水分が奪われると、肌バリアの機能は破綻…。角質層のバリア機能を失ってしまった皮膚は表面を保護しようと過剰な皮脂膜を張ってしまうのです。これが脂性肌です。もし、乾燥したまま皮脂膜が張られなければ乾燥肌になります。そう、乾燥肌と脂性肌は結果が異なるだけで、どちらも角質層の乾燥によって引き起こされる肌トラブルであるという点でまったく同一なのです。混合肌についても同様で、乾燥によって生じたトラブルが、場所によって異なる表出の仕方をしたに過ぎません。

TゾーンとUゾーンのケア方法は同じ!?

Tゾーンは額、鼻など皮脂が浮きやすい箇所の名称で、Uゾーンは頬やフェイスライン、口周りといった皮脂が出にくい場所の総称。ですから、角質層が乾燥した場合、Tゾーンは皮脂膜による防御がされやすく、Uゾーンはそのまま表面まで乾燥する…といった経過をたどります。要するに混合肌というのは、角質層全体が乾燥しており、表面的にはTゾーンに皮脂が浮き、Uゾーンが乾燥する…という状態を指し示すわけです。以上から、表面的な状態にかかわらず、角質層の保湿を行い、肌バリアを回復させることが根本治療となるでしょう。

混合肌だとニキビが発生しやすい!?

思春期ニキビというのは未発達な毛穴に角栓が詰まり、そこに皮脂が溜まることで発生しますから、皮脂の過剰分泌が重大な要因。一方、大人ニキビは乾燥によってバリア機能が低下して、ターンオーバー周期の崩れた角質層が柔軟性を失い、角栓が毛穴に詰まってしまうことが原因です。混合肌の場合、10代であればTゾーンに思春期ニキビが多発しますし、20代であればUゾーンに大人ニキビが多発する…そんな危険な状態にあるのです。早急に角質層への保湿ケアを開始しなければ、今後もずっと肌トラブルに悩まされることになりかねません。

肌を保護しつつ、ホルモンバランスの改善を!

混合肌の方は角質層のバリア機能が弱っていますから、とにかく外部刺激を与えないことが重要です。できる限り刺激を与えないよう留意しつつ、角質層内部でバリア機能を司るセラミドを含んだ化粧水、保湿によって肌の回復を助けるヒルロイドなどによるケアを行うと良いでしょう。また、根本治療を求めている場合、男性ホルモンは角質層の乾燥、皮脂の過剰分泌を招く要因ですから、ホルモンバランスを調整して女性ホルモン優位の状態に導くことで、ニキビの発生、混合肌によるトラブルを双方とも防ぐことが可能です。

混合肌の方にオススメのニキビケア〜まとめ

混合肌は、部位によって乾燥していたり、皮脂が過剰分泌されていたり…といった肌質のことです。しかし、ドライ肌、オイリー肌はいずれも角質層の水分が失われて、肌のバリア機能が崩壊してしまうことが理由。なので、角質層に水分を補給する保湿ケアを行えば改善の見込みは充分。それに加えて、ニキビなど肌トラブルの原因となる男性ホルモンを抑制するためのホルモン治療を行えば、改善の可能性は充分でしょう。

この記事を書いた人
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相澤皮フ科クリニック 院長

相澤 浩/ あいざわ ひろし

新しい「大人ニキビ」というフィールドに、追求心と探究心からのめり込んでいきました。初めての試みに、最初は試行錯誤の連続。それでも、こうして大人ニキビ治療を続け患者様から信頼されているのは、ホルモン研究を続けてきた産婦人科専門医としての経験と実績があるからこそです。産婦人科と皮膚科の両方の知識がなければ、成しえなかった結果です。

ストレス社会の現代では、「大人ニキビ」で悩む人がさらに増えていくことが予想されます。これまでに診察をしてきた初診患者は7万人以上。この貴重なデータをもとに、一人でも多くのニキビに悩む方々のために研究を重ねていきます。

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